「チャングムの誓い」の英語字幕の平均的スピード
「チャングムの誓い」の英語字幕をどれぐらいのスピードで読めればいいのかを知りたい方のために、このドラマの平均的なスピードで話されている場面の英語を書いてみたいと思います。
書きますのは、第13話で、味覚を失ったチャングムに、ハン尚宮が話をするシーンです。「味を描く能力がある」という非常に印象的なセリフが出るシーンです。
チャングムとハン尚宮のふたりの会話のシーンです。ほぼ隙間なく話していて、計りましたらちょうど4分でした。
改行や、文がまだ続く時の「・・・」も字幕通りに書いてみました。字幕では、コンマやピリオドが入らないことが多いですが、下記では、入れています。
チャングムのセリフは●、ハン尚宮は■と、表記します。
アメリカ版DVDの英語字幕より
●Madam,you can't do this.
Even if you consider me as
your own daughter,you can't do this,
It's against Lady Jung's will too.
■No.
●If you're doing this because
you feel sorry to me then...
■Quiet!I know the difference
between work and relationships.
●But I can't taste food anymore.
■You'll recover soon.
Even if you don't recover,
you have two talents
that every cook needs.
You need two talents to cook...
One is ability to make tasty food...
It's a natural gift for some people
Some obtain it to a certain degree
with much practice...
You practiced a lot and
you also have that natural gift.
●But if I can't taste...
■Ability to taste is necessary for
the person who's eating the food.
Even an old lady who can't taste food
can cook tasty soup for her son.
Second ability...I don't have it.
Lady Choi doesn't have it.
Nor does Keum-Young have it.
But you have it.
The most important skill.
you need as a cook.You have that.
●What is it?
■That's ...
That's the ability to draw up a taste.
●Draw up a taste?
■Yes.
Think back at the time when you
made the cold noodles for the king
and when you made the
cabbage dumplings at the competition.
Why did you think that mountain
spring water would help the taste?
●Because I know that water from
So-Dang-Ri makes radish kimchi tasty.
■And the cabbage dumplings?
●I thought he texture of thd cabbage
would match well with the ingredients.
■Yes,that's right.
When a new ingredient is added.
you know wheter
it will make good harmony...
to improve the taste.
or worsen the taste.
That's your ability
to draw up a taste.
I forgot that I've trained you
in a different way...
from how I was trained in order to ...
give you new skills that I don't have.
●Then that's why you told me
to find out all kinds of...
salty ingredients and taste
all types of water and herbs...
■That's right.That's it.
I know I make tasty food
but my ability to draw up...
a taste is limited and that's why
there has been little progress.
Such a skill is obviously good
for coming up with a new dish.
But you can improve
an old dish's taste simply by...
adding one more seasoning or
by changing the cooking method.
That's why I prevented you
from cooking like others do
and made you go through
all that hard training.
You did well.
and it's hard to tell...
wheter it's because of
your curiosity or training
but you have an ability to find
and draw up a taste rather easily.
Charcoal in soy sauce
spring water in cold noodles
and cabbage dumplings
bear witness to that.
●But Madam...that's when
I was able to taste the food.
■Who cares!Did you taste
charcoal before putting it ...
in the soy sauce?
Did you taste the spring water...
before you put it
in the radish kimchi water?
Come to your practice ground
tomorrow morning.
以上のシーンが、ぴったり4分です。日本語音声で、このシーンを見たときにも、セリフ量の多さに圧倒されました。シナリオブックをお持ちの方は、日本語をご覧いただければ、かなり忠実に英訳してあるな、と思われると思います。P.306-308
「チャングムの誓い」のセリフのスピードは、これが平均だと思います。
後半から、医女編になり、チャンドクがチャングムに医術を教えるシーンがありますが、チャンドクが医学について話すスピードは、上記のシーンよりも、一段階はやいような気がします。
悩みながらや、しみじみと話すシーンは、もちろん話すスピードは遅くなります。
釣り竿を持つ
英語の語順で英語を理解している方なら、すぐに英語字幕で見ることが可能ですが、英語を書いたり、話したりするのは、まだそれほど得意ではないという方なら、「国際人の英会話学習法」の本をおすすめします。
この本の考え方は、英語を話すために表現の釣り竿を持つということです。この本を読んだ後に、この本と、この本を読んで、100本の釣り竿を手に入れるのです。
釣り竿を手に入れると、英語を読むときにも、とても読みやすくなります。釣り竿の表現が、英語字幕で使われていることがよく分かります。
時代背景
「チャングムの誓い」は、16世紀の朝鮮王朝の物語です。ですから、時代背景を分かった上で見ると、見やすいことは、事実です。
私は、日本語音声で、第13話から10話ほどを見て、それだけの状態で、時代背景などを知らずに、つまり「ドラマガイド前編」を読まずに、英語字幕でドラマを全話見ましたが、背景が分からないので、どういうことか意味が分からないことは、いろいろとありました。
まず、医女は、当時は奴婢の身分の人がなる職業ということを知りませんでした。医女の待遇について、前もって知識があれば、第34話の、医女を妓女として使うエピソードについても、よく理解できたと思います。
マレーシア版DVDを見ていたときには、このエピソードは、実は意味がよく分かりませんでした。
その後、衛星第2テレビで「チャングム豆辞典」で紹介してくれていたので、その説明でよく分かりました。
英単語のこと
「チャングムの誓い」を英語字幕で見るために、英単語を新たに覚える必要は、ないと思います。重要な単語は、繰り返し出てきますので、映像を見ながら、ある程度、予想できます。
普通にふたりで会話している時には、相手が分からない単語を言えば、聞き返せばいいのですが、ドラマを見ているときには、それはできません。
ですから、映像の、登場人物の動きや、登場人物の表情、そのシーンでは分からなくても、後のシーンに出てくる単語から推測して、この単語の意味は、そうだったのか、と分かることもあります。
ドラマを英語字幕で見ながら、辞書をひいている時間は、まったくありません。私も、英語字幕で見ていた時は、辞書はいっさいひいていません。少々分からなくても、気にしません。何度も出てくる重要な単語だな、と感じたものについては、1日の終わりに、「今日はこれで見るのは終わり。」という時に、辞書をひきました。
英語の語順で読んでいくということ
英語の語順で意味をとるというのは、スラッシュリーディングとか、いろいろな名前で聞かれたことがあるかもしれません。要するに、前から順番に意味をとっていきます。私も、こういう読み方をするはじめての練習のときには、スラッシュは自分で入れて、それを何回も音読しました。
「チャングムの誓い」のセリフから、スラッシュの入れ方の例を下記に書きます。スラッシュは私が入れました。スラッシュを入れるこつは自分で何回かしていると分かってきます。例えば、関係代名詞の前には、普通、スラッシュが入ります。
第15話で、チャングムが失っていた味覚を取り戻し、そのことについて、チョン最高尚宮が話しているシーンです。チャングムが海老の塩辛の汁の味見をしたあとです。下記は、すべてチョン最高尚宮のセリフです。
シナリオブック第1巻 P.360
アメリカ版DVD 英語字幕より
Listen,everyone./If Jang-Geum has really recoverd/ her sense,/then it's something /you ought to rejoice about /with Jang-Geum.
There is a lesson /to learn here. /Jang-Geum lost her sense/ after tasting the duck porridge/ to find out /the cause of the Prince's paralysis /and not fear death /to find out /whether a dish brings health or death/ to a person .
That's how she had lost/ her sense of taste./As Lady Choi said, /a cook /who has lost her sense of taste /shouldn't be able to work,/but at the same time,/as we share our lives together./We must be able to share/ Jang-Geum's pain /who has acted with such courage.
But instead of comforting Jang-Geum /who probably went through/ the pain by herself./We only thought of /casting her out./We must be ashamed of ourselves./So go back to your quarters,/and make many tasty dishes /for Jang-Geum.
私が、英語の語順で読むように矯正した時には、自分でスラッシュを入れた英文を音読しながら、その意味を心の中で日本語で思い浮かべていました。
私が矯正したのは、高校2年のときでしたが、使った英文は中学1年で読むような英文でした。こんなに簡単な英文でいいのかしら、と思いましたが、それで良かったと今では思います。
今から、返り読みから、英語の語順で読むように、矯正する方は、中学1年か2年の英語の教科書に掲載されている文章を使われたらいいと思います。「CDブック 英会話・ぜったい・音読・入門編」は、中学1年、2年の英語の教科書の文章が掲載されています。
同じ文章を10回、20回、50回と音読すると、心の中で日本語を唱えなくても、英語の意味が分かる場所が増えていきました。
英語の語順で普通に読めるようになると、初めて読む英文でも、簡単な英語なら、わざわざ日本語を思い浮かべなくても、意味が分かるようになっていきました。でも、今でも、難しい単語や、抽象的な単語の場合には、やはり日本語を思い浮かべないといけないところは、あります。
英語の語順で意味をとる
「チャングムの誓い」を英語字幕で見るために、必要なことは、英語を英語の語順で意味をとるということです。つまり、返り読みしないということです。これにつきると思います。
読むスピードは、けっこう必要です。「もっと知りたい韓国ドラマVol.7」で、ウンベク役のメン・サンフンさんが、インタビューで、「「チャングムの誓い」は、通常の時代劇よりも、セリフが半テンポはやかった。」とおっしゃっているように、「チャングムの誓い」は、とにかくセリフ量が多いです。
私も、「かなりはやく読まなければ。」と相当意識して、読みました。
もしも、TOEICの試験で、時間以内に、リーディングの問題を、意味をとって読んで、最後まで終えられない方は、「チャングムの誓い」の英語字幕に追いつけないかもしれません。
とはいっても、私も全部きっちりと読めたわけではありません。シーンによっては、まだ字幕を読み終わっていないのに、次の字幕にうつってしまったことは、多々あります。