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「チャングムの誓い」の舞台(日本人キャスト)を見てきました
2008年2月9日に、「チャングムの誓い」の舞台を見に、御園座に行ってきました。感想を書きますが、その前に、買ったパンフレット(1,000円)に、書かれていた舞台の場を書きます。
第1幕
第1場 スラッカン
第2場 スラッカン・御膳競演
第3場 同
第4場 トックの酒場
第5場 山中(ミョンイの墓)
第6場 テソンカン
第7場 最高尚宮の部屋
第8場 中宗王の居間
第9場 宮廷内東屋
第10場 ハン尚宮の部屋
第11場 渡し場
第2幕
第1場 チェジュド
第2場 スラッカン
第3場 女官長の部屋
第4場 王殿
第5場 トックの酒場
第6場 王殿
第7場 疫病の村
第8場 王殿
第9場 チェ・パンスルの家
第10場 山中(ミョンイの墓)
第11場 王殿
第12場 入り江
ドラマをご覧になった方なら、場の名前を見るだけで、おおよそどういうシーンかイメージがわくと思います。
脚本の感想から書きます。まず、ひとこと、この脚本では、ミン・ジョンホの進取の精神がまったく表現されていません。ミン・ジョンホが、王様に「チャングムを王様の主治医にしてください。」というシーンがありません。またチャングムも、「王様は私に、女官としてや、医女としての生き方ではなく、ひとりの女としての生き方を与えてくださった。」と言うのです。
これには、幻滅しました。私が、ドラマ「チャングムの誓い」をこれだけ好きなのは、ミン・ジョンホが、チャングムが王様の主治医になることを、自分の命をかけて後押ししてくれたからです。だから、私はドラマの第53話で、ミン・ジョンホが王様に、直訴するシーンが、大好きなのです。確かに、ドラマでは、チャングムはミン・ジョンホと結婚できましたが、それはミン・ジョンホのチャングムへの愛情に対する奇跡のような出来事だったと思います。
今回の舞台では、ミン・ジョンホは、王様に「私は、チャングムを愛しています。」というシーンもありません。
それから、不思議だったのは、第2幕 第8場で、王様が、「チャングムを私の主治医にする。」と言いますが、その時に皇太后が出てきて、「主治医などもってのほか、側室にしなさい。」と言います。そこから、何も結論が出ないまま、第9場にうつってしまいます。
そして、第11場の王殿のシーンでは、チャングムは、ドラマで王様の主治医になった時の衣装(かぶりものが赤い)を着ているのです。王様の主治医になったのでしょうか。なんだか舞台を見ていて、よく分かりませんでした。
あとは、疫病の村で、火事になって、ミン・ジョンホがチャングムを助けるシーンはありましたが、ミン・ジョンホがチャングムを抱き起こしたところで、すぐに場が終わってしまいました。「ここがいいところなのでは。」と思ってしまいました。
それから、チャングムのノリゲですが、これはもっと効果的に使えたのではないかな、と思います。ドラマでは、ミン・ジョンホは、最初ノリゲがチャングムのものだと分からず、チャングムのものだと分かった時の感動は、かなりありました。舞台では、最初からチャングムのものだと分かっているのです。それでは、ノリゲの効果があまりないように思いました。
なんだか厳しいことばかり書きましたが、ドラマであれだけの長さのものを、3時間にまとめるのは、難しかったと思います。よくまとめられたな、とは思います。
あと、印象に残ったのは、クミョンがミン・ジョンホの腕の中で、死んだことです。このシーンでは、お客さんから拍手がおこりました。クミョンファンの方は、嬉しかったのではないでしょうか。
それから、最後の入り江のシーンで、チャングムとミン・ジョンホが船の上で抱き合いますが、この時、船が動きます。花道までずっと動いていきます。この演出は、とても良かったです。
でも、舞台中央あたりに、船がある時に、チャングムとミン・ジョンホが何も言わずに抱き合います。この時間がけっこう長かったのですが、ここは、拍手するところだったのでしょうか。でも、拍手はおこりませんでした。船が、花道に入って抱き合っている時に、ようやく拍手が起こりました。
次に俳優さんについて書きます。私の一番注目していたのは、ミン・ジョンホ役です。ミン・ジョンホ役の山口馬木也さんは、なかなか良かったです。声も好きでした。ミン・ジョンホの初登場は、第1幕 第5場です。その時、立ち回りもありましたが、この立ち回りがかなりかっこよかったです。立ち回りが映えるような衣装にもなっていました。
チェ尚宮役の多岐川裕美さんは、チェ尚宮の雰囲気がすごく出ていました。良かったです。ハン尚宮役の波乃久里子さんは、さすがに感動のつぼを押してくるな、という感じで、第1幕 第9場でのチャングムとハン尚宮が、お互いの素性が分かり、抱き合うシーン、第11場でのハン尚宮が亡くなるシーンは、引き込まれました。
舞台装置としては、渡し場などの水のシーンは、ドライアイスでしょうか、雰囲気があって、良かったです。チェ尚宮が亡くなるシーンも、チェ尚宮が登って行く時に、舞台装置が動いて、とてもよく出来ていたと思います。
それから、私は今回初めて、花道がある会場に行きましたが、花道があると、花道を使った演出がありますから、花道近くの席を取ればよかったな、と思いました。
【1階6列32番】